2022/04/16 12:28

オーストラリア翻訳国家試験NAATI(英日)に合格したころの学習(01) ごあいさつ

の続きです。

NAATIとは「National Accreditation Authority For Translators and Interpreters」の略で、オーストラリアにある「翻訳者」「通訳者」の国家資格です。
オーストラリアは超多民族国家のため、翻訳者や通訳者なしには実生活ができないといっても過言ではありません。
法廷での通訳、ビザ書類に必要な文書の翻訳などは、NAATIの有資格者が行います。
NAATI資格者による翻訳や通訳が義務付けられている提出物や、おそらく資格者が訳した方が無難であろう書類提出などもたくさんあります。

こうしたニーズを踏まえてできた資格なのですが、技術だけではなく、翻訳通訳者としての倫理規定なども学びますので、健全な業界作りにも役立っているというわけです。

日本で通訳学校に通っていた方や、外大を卒業して留学してこられた方などが、NAATI取得のためのコースに留学生として通っていました。
約半分です。
残りの半分はすでに永住権を取得している私のようないわゆる「国際結婚した日本人妻」が多かったです。
もちろんそのどちらにも含まれない場合もありますが。
現地に住んでいて英語はある程度できるけど、資格があった方が仕事に有利、ということでNAATI合格を目指してお勉強をすることになります。

NAATIにはいろいろな言語と方向があります。
私は英→日の方向のみで、しかも「翻訳」のみに限られるコースでお勉強していました(^-^;

翻訳は読み書き専門、通訳は会話ですね。

次回はこの「英→日」翻訳資格の難しさについて書いてみたいと思います(*^▽^*)